APAC-MECH 空調熱負荷計算

APAC-MECH(エーパック・メカ)とは?

一般社団法人公共建築協会編集・発行『建築設備設計基準令和3年版』に基づき熱負荷計算及び集計計算を行うシステムです。

平成30年版との主な違いは?

  • 気象データが平成30年版では「2007年~2016年」となっていましたが、令和3年版では「2010年~2019年」となりました。それにより設計屋外条件及び実効温度差の数値が変更になりました。
  • 木造建築物における壁タイプ選定表や実行温度差の表が追加となり、木造設計基準の計算が可能になりました。
  • 単位面積当たりの照明器具の消費電力が変更になりました。

操作性について

APAC-MECHは「IPACシリーズ」のUI/UXを踏襲したシステムでございますので泉創建エンジニアリング様よりIPACをご購入頂いていた方にも安心してご利用頂ける製品となっております。

起動画面

APAC-MECHでは9つの項目を入力することによりそれぞれの条件値や計算結果に対する帳票出力(印刷)が可能となっております。

APAC-MECH操作プレビュー

☆入力

  1. 一般事項等

建物一般事項、地名、建物方位角、ブラインドの考慮条件、設計用温湿度条件、暖房設計用地中温度を入力します。

建物一般事項
屋外条件や実効温度差等の参照地域を選択します。

設計用温湿度条件
屋外、室内の設計用温湿度条件を変更できます。

  1. 材料熱定数登録

構造体の定義で使用する材料の熱定数を登録します。
建築設備設計基準に記載のない材料を追加する場合はこちらよりご登録ください。

  1. 構造体定義

構造体の定義で使用する材料の熱定数を登録します。
外壁、外ガラス、内壁、内ガラス、屋根、天井、床の熱通過率Kを定義します。

定義(1) [サンプル構造体]
APAC-MECHでは、一般的によく使用される構造体の用意があるためその中から選択できる仕様となっています。

定義(2) [材料組み合わせ]
定義(1)にない構造体を定義します。材料を組み合わせて熱通過率を計算します。

定義(3)[熱通過率直接入力]
別途計算した構造体の熱通過率を利用したいときに、この画面で定義します。

  1. 日射面積率定義

ガラスの外部遮へいによる日陰を除いた日が当たる部分の比率を定義します。

  1. 温度差タイプ

日射を受けない構造体(内壁、内ガラス、天井、床および地下階壁)の熱負荷を計算する場合に用いる温度差を定義します。

  1. 各室条件入力

各室ごとの熱負荷計算の条件を入力します。
(室内空気条件、壁・ガラス等、照明等内部負荷、すきま風、ほか)

室内温湿度条件・内部負荷・計算区分
室内温湿度条件や照明負荷、人体負荷等を入力します。

構造体負荷
室を形成する壁や床等を入力します。

すきま風負荷算区分
すきま風の量を入力します。

空調機外気・外皮方位
一人あたりの単位外気量やFCUを設置する方位等を入力します。

  1. 熱負荷計算

入力されたデータをもとに熱負荷計算を行います。

  1. 系統設定

各室条件で入力した室の中から同じ系統にするものを設定します。
この設定をもとに熱負荷集計表の印刷を行います。

  1. 蓄熱システム

APAC-MECHで計算された時刻別負荷から蓄熱システム設計用の日熱負荷を計算し、各種蓄熱システムの熱源機器容量・蓄熱槽容量・熱負荷夜間移行率を計算します。

熱源機器容量
蓄熱運転時間・追いかけ運転時間を入力して、必要熱源機器容量を計算します。

蓄熱槽容量
水の物性・蓄熱槽利用温度差・蓄熱槽効率などを入力して、必要蓄熱槽容量を計算します。

夜間移行率
ピーク日の熱負荷夜間移行率を計算して表示します。

設計仕様
設計仕様を設定します。

☆印刷(帳票出力)

入力されたデータや熱負荷計算された計算結果などを印刷
(印刷形式は『建築設備設計計算書作成の手引き』に従ったものです)

室ごとの熱負荷
各室ごとの熱負荷を画面上で表示させることができます。

熱負荷集計表
系統ごとの熱負荷を画面上で表示させることができます。